我が家の伝説金魚
上の画像は、我が家の伝説となったアイドル金魚です。これご覧の通り、ぬいぐるみのような可愛さ!
今日はこの子の話を。。。
金魚でも色々な形、色、柄の子がいます。
一番メジャーなのは、お祭りの金魚すくいで見かける和金でしょうか?
我が家は、もっぱらランチュウ推しです。
そして、特に体つきがまんまるで、黒目がちな子ばかりです。コロコロした体で、一所懸命お尻をふって泳いでいる姿はもう可愛くて、可愛くて。
いつまでも見ていられます。すっかり虜!
そのなかでも、この子の可愛さは別格でした。目に入れても痛くないとは、このこと★ヘルメットを被ったように、つるりときれいについた肉瘤がチャームポイント。でこっぱち、下膨れ頬っぺたが、まるで人間の赤ちゃんのようでしょう。
性格はのんびり屋さんで、ちょっとマヌケなおバカちゃん。他の金魚に意地悪されても、尚のんびりしてました。それでも多少男気があったのか、一緒に連れ帰った女の子を守ってあげているかのように、いつも側に寄り添う優しい子でした。
金魚を見ていると、ちゃんと一匹ごとに性格や嗜好の違いがあるのがよくわかります。
他の子を追いかけまわす、かまってちゃん
通りすがりに噛みつく意地悪な子
噛みつかれて嫌がる泣き虫
噛みつかれても、動じない太い子
うまく交わして難を逃れる世渡り上手
全く無関心にボケーっとしてるのんびり屋
ぶつかりながらグイグイ泳ぐ、あどけないヤンチャっ子
人が前を通るだけで愛嬌をふりまいてくれるフレンドリーな子
餌だけガツガツ取りに行く子
下に落ちた餌を粛々と探すことに徹する子
皆が食べ終わった頃に、おもむろに残飯を探しだす子…
面白いもので、金魚にも人間と同じくいろんなタイプがいるようです。
さて、この子は昨年12月に亡くなってしまいました。最後は沈没して横たわり、そのまま再び泳ぐことなく逝かせてしまいました。
私に出来ることは全てやったつもりです。エサを替えてみたり、環境を替えてみたり、体を起こして餌を口に運んでアシストしたり…この子にとって、なるべく居心地がいいようにと尽くしてみましたが、やはりお別れからは逃れられない…覚悟はしていました。
最後の数日、私をじっと見ながら、口をパクパク、パクパク まるでお喋りをしているように見えました。恨み言を言ってるようには感じなかったです。「お世話になりました」って最後の挨拶をしているような気がして、胸が苦しくなりました(ノ_・、)
確証はないけれど、この子とは信頼関係を築くことが出来ていたと思ってます。
私が愛情をもって接していたことを、この子はきちんと受け取って、体を預けてくれていたと感じるのです。
言葉で意志疎通が出来ないからこそ、動物が持つ本能か何かで、お互い何か感じとったものがあったように思います。
魚にそんなバカな話があるか、と突っ込まれる方が大半だとは思います。意見は色々おありでしょう。
ですが私がそう感じて信じてるんで、まぁいいじゃないですか。
こんなことがあったって、いいじゃないですか。
とってもステキなことです★